実り

天候

稲の生育

使える農機の調子

水はけ

雑草の有無


それぞれが毎年違って

スムーズに進まないこともあるけど


稲を刈ってくびってはざかけて

一つ一つの作業が実りを実感します

一年このお米が食べられるという幸せ

お手伝いだけど

稲刈りが終わると気持ちもひと段落です

田植え後ヒナの時から可愛がっている

合鴨のカモスケ


台風の時に田んぼから

すぐ横の川に脱出してからは

反応が薄くなったけど

口笛を吹いたりカモスケと呼ぶと

ガアガアと返事してくれて

今でも手から餌を食べてくれます

 

稲刈りの最中こんなことがありました


夕方暗くなってきて作業を切り上げ

カモスケまた明日ね~と声をかけて

帰ろうとした時


カモスケみんながガアガアと

川からすぐ前の海に飛び立っていったのです 


驚いて息を飲み

静かにじっとカモスケの行方を目で追いました


カモスケそんなに飛べるなんて…

そのまま飛んで行ってしまうの?


夕焼けのあとの紫に染まった空と海

その中をカモスケは

広く低く2周ほど飛んで戻ってきました


どんなに素敵な光景だったか

感動して言葉にならなかった



気付いてなかったけど

いつもこうして遊んでいたのかもしれない



次の日に稲刈り完了

暗くなってきて

カモスケに気づかれない場所で

海を眺めながら静かにその時を待ちました


思った通り

またカモスケは飛び立って

前日より長く

前日とは違うコースで飛び回り

また戻ってきました

カモスケは

そんなに飛べない

川から海には(怖くて)出ていない

これからも私たちからの餌が必要


自分たちの手の内にいると

なんとなく思い込んでいたけど

違った


少し切なさもあるけど

自由に楽しんでいるのがわかって

すごく嬉しかった


tonelico

* * * とねりこ わたしたちの想像をはるかに超える計り知れないちから その恵みを詰め込んだ商品が喜びと楽しみの中できあがりました 必要な方に届きますように

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